自給的暮らしに向けての軌跡。
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今年もまた空蝉。
 最近はまってることは庭の草引き、アカネです。
 こんばんは。
 
 夕方、草引きで一汗かいた私が家に入ろうとすると、サチコが何か前に進むカニのようなものをおいかけていました。つまりそれはセミの幼虫でした。
 去年も同じ時期に庭でセミの幼虫を見つけ、台所で羽化を見守りJohnと感動したことがありました。(空蝉

 あのときのセミよりもお尻が細長くとんがっていて、違う種類のようです。
 私は嬉々としてセミを家の中に連れ込みました。
 
 また台所で羽化させようかと思いましたが、今年はサチコがいることだし、窓から逃げ出す前にサチコに襲われたりしたらかわいそうです。そこで二階に連れて行って羽化を見ながら夕飯をとることにしました。
 私が超・超・超お気に入りの本、『近所の虫の飼い方(1)』によると、セミは20時~21時の間に最も羽化をするそうで、確かにこのセミの背中が白く盛り上がり割れ始めたのも、20:04でした。



 丸く盛り上がった背中が出た後、黒い目がついた頭が出、えびぞりになって前足が出てきました。そのままぐぐっと仰け反り、逆さになったまま休み、やがてまたゆっくりと起き上がり始めました。
 ここまでは順調でした。
 最後、尖ったお尻が殻から出たそのとき、殻にしっかりとしがみついていなければならない前足が、空をかきました。非常に不安定な姿勢になってしまった次の瞬間、セミはなんと本棚にかけてある布から落ちてしまったのです!!!!

落ちた場所は立てかけてあるファイルの上。すぐさま拾い上げて殻に掴まらせようとしましたが、柔らかい蝉の前足はうまく殻につかまることができないようでした。
左前足一本で必死に布にぶら下がっている蝉。非常に不安定で危なっかしい。

ああ、神様。
この小さな虫にどうか力を与えてやってください。
いのちの小さな煌めきを、予期せぬ失敗なんかで消さないでください。

必死で布にしがみついている間に、蝉の羽はゆっくりと伸びていきます。
けれど、左の羽は上手に伸びません。
右の中足は反対側に折れ曲がっています。
その下の後ろ足もなんだか弓なりに曲がってしまっています。

蝉は、自分の身体に起きた重大な問題を知りながら、けれど必死で布に掴まることしかできないので、精一杯羽を伸ばしていました。
僅かな油断が、ちいさな失敗が、生死を鍵を握っている。なんの罪もない小動物さえ、すでに容赦なく自然の世界では淘汰されていく。私は三畳の小部屋で起きた現実に圧倒されていました。

蝉の身体は少しずつ色づいていきます。
羽はまだ歪んだまま。
蝉はこれから待っている自分の運命を知っているに違いない、そう思うと可愛そうでなりませんでした。




次の日、蝉はゆがんだ羽と足のまま固まっていました。
二階から放ってやりましたが、飛ぶことができずコンクリートに落ちました。

近所の虫の飼いかた〈1〉アゲハ・アリ・テントウムシほか (虫の飼いかた・観察のしかた)近所の虫の飼いかた〈1〉アゲハ・アリ・テントウムシほか (虫の飼いかた・観察のしかた)
(1998/11)
海野 和男、高嶋 清明 他

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かわいそう(;_:)
アカネさんの日記、ずっと読んでなかったみたい。
いまさらですが、コメントします(>_<)

蝉、私も落ちちゃうんじゃないかって、心配してましたが、
やっぱり落ちることあるんですね(;_:)
めちゃ不安定な姿勢ですもんね。

じゃんじゃんじゃんじゃんうるさい蝉だけど、
一匹一匹が奇跡的に羽化に成功した蝉なんだと思うと、
聞こえ方も違ってきそうですね。
まる | URL | 2012/09/17/Mon 14:58 [編集]
>まるさん
コメントありがとうございます^^
虫のことで共感してくれてうれすぃぃぃv-10

今思うと、羽は落ちたせいでしょうけど、
前足はもともと曲がっていたから、最初の段階で上手く掴まれなかったのではないかと。でも幼虫のときは正常で、羽化してみたら曲がってたとかあるのかなぁ??

確かに、どの蝉もりっぱに子孫残せよ~!!って思います!!
アカネ | URL | 2012/09/23/Sun 23:26 [編集]

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