自給的暮らしに向けての軌跡。
去る11月17,18日と兵庫県から友達が来てくれてました。彼女とは農業研修で出会って、10年近く経つのに未だに定期的に連絡をくれているのです。
彼女は私が初めて出会ったエコ友、と言っても過言ではなく、歳の近い彼女と、他の友達には言えないことも語り合えたり、一緒に励まし合ったりして、彼女のお陰でとても楽しく有意義な研修期間が過ごせました。 トミーは地道な努力家で、でも控え目で、でも自分の考えをしっかり秘めた素敵な女性なんです そんなトミーが、結婚のお祝いをしてくれるためにわざわざやってきてくれました。 まずはオーガニックマーケットに案内してから、次は南国市の掩体壕(えんたいごう)へ。 掩体壕とは..... 戦時中、今の高知空港から西一帯は広大な飛行場でした。掩体壕は戦闘機の格納庫です。戦争も末期になると、この飛行場から特攻隊も出撃して行ったそうです。 戦争が終わり、国に買い上げられていた土地に住民が戻って来て、飛行場は田んぼや住宅地になりました。 けれど、コンクリートで頑丈に作られた掩体壕は、戦後になっても残り続けているのです。今でも七体が田んぼの真ん中や住宅地にそびえ立っていて、周りの風景とは明らかに違う存在感を醸し出しています。 掩体壕は余り観光情報には乗っていませんが、知る人ぞ知る穴場だと思っています。 次に赤岡の和菓子屋・西川屋でお抹茶をいただいてから、昔ながらの町並みを歩いて絵金蔵へ。 蔵の中は江戸時代の絵師・金蔵が描いたおどろおどろしい絵が飾られ、蝋燭を模した証明で照らされていました。 絵金祭りでは家々の前に本物の絵金の絵が飾られ、本物の蝋燭の光で鑑賞することができるそうです。顔料に含まれる成分が炎でキラキラと輝き、目や血流などに何とも言えない力が宿るとか.... キャーッ 本物見たいですよね!! 絵金蔵は絵の解説や赤岡の町並みの様子などいろいろと展示物があって、海に近い赤岡の町、ということで海鳴りのBGMが流れていて、たっぷり絵金の世界に堪能しました。 絵金蔵のH.P.→ http://www.ekingura.com/ 夜は私の家でヴィーガン手巻き寿司パーティ。 ヴィーガンとは、動物性食品を一切食べない人のこと。因みにベジタリアンは、乳製品とか卵ならOK、とか、飼ってる鶏とか山でとれた猪とかならありがたくいただきます、とかっていう感じかな?? トミーは肉も魚も食べるけど、あえてヴィーガンレシピにしたのは、そういうのも喜んでくれるのがわかってたから。「肉や魚がない=もの足りない」ってなるか、「肉や魚がない=その分工夫してて美味しい!」って喜べるか人それぞれだと思うけど、トミーは後者の方と思って。 Johnも、「この醤油に漬けたトマトときゅうりやワサビ一緒に食べたらマグロの河童巻きみたい!」 「アボカド+ワサビ醤油でトロみたい!」 「豆腐マヨネーズも普通にチューブに入ってたら言われんかったらわからん」 と満足していました。 次の日は悲しいことに大雨 昨日のオーガニックマーケットで、加工食品で出店中の「おねおね畑」さんが最近おうちカフェを始めたというので食べに行くことになってたので、雨の中出発。 オーベルジュ土佐山村(温泉兼宿泊施設)の近くだというので、ナビを頼りに向かったんやけど.... 悪名高きiPhoneの新バージョンのナビシステムに大苦戦!!! Google mapも細かい地図出んかって、曲がり角間違えたりそもそも遠回りの道が表示されてたらしく、道中どこにもオーベルジュ土佐山村の看板もなく、雨が降りしきる中、山道でiPhoneは圏外になるという無責任っぷりを発揮してついに立ち往生してしまいました おねおね畑さんに聞いても、私たちがいる場所がわからないらしく 計画性のあるトミーは心配そうにしています とりあえず、ナビの通りに道を走ってきたんやから!もっと進んで民家があったら聞く!!と決めて走っていると、くじけそうになった頃 曲がり角にやっとオーベルジュ土佐山村の看板発見!! 後は看板通りに行ってなんとかたどり着きました。 日曜日と月曜日のお店なので、「日月茶屋(ひづきぢゃや)」。素敵なネーミングですよね。 小さな古民家を改装して、オープンキッチンになってました。 えー、わかりにくいですが。 1.カブのタカキビあん 2.がんもどきのあんかけ 3.サツマイモのナスサンド揚げ 4.ゴボウとインゲン豆と人参の切り干し大根巻き 5.青菜の柚子塩麹和え 6.ニンジンと柿とチャーテの酢の物 7.じゃこと大根葉炒めを玄米ごはん乗せたもの + 私がオーガニックマーケットで出店したつくね芋入りのお汁。 このクオリティで800円 どれも丁寧で優しい味で感動! プラス山奥の渓流、棚田、紅葉付き!!! とみーとおねおねさんと三人で、とっても深い話ができてすごく充実した時間でした。 特に、とみーの絶妙のスタンス(自分の心が周りの環境に乱されることなく、周りのことも受け入れて自分もちゃんとある、みたいな)は私がなかなかなれん心境だから、とっても心に響いたなぁ。 とみーは過酷な仕事から退職したばかりで、お互い人生の節目にこうしてまた会えたことが本当に嬉しいです。 生活圏は離れつつも、これからもお互いの人生を見守っていきたいなぁ、そう思いました。 おねおね畑さん(日月茶屋)のブログ http://oneone9.exblog.jp/ (来年度から営業はしばらくお休みで、3/17[日]から始めるそうです。一人でやりくりしてるのでランチはぜひ予約を☆) スポンサーサイト
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