自給的暮らしに向けての軌跡。
私の「図書室」は映画も置いてます☆(in ブログカテゴリ)
オーガニックマーケットに出店したことも書きたいし、友達とイベント出店計画中のことも書きたいし、アメリカ人とメールを始めたことも、書きたいこといっぱいあるけど、今回は忘れないうちに映画『硫黄島からの手紙』の感想を。 5月19日に、BSで『硫黄島からの手紙』をやっていました。私が見始めたのはもうそろそろ終わるって頃やったんやけど、それでも釘づけになりました。 普通、映画って様々な音楽が効果的に配置されて、視聴者の心を揺さぶるものですよね。ところが、この映画には音楽がほとんどなく、戦場への突撃シーンも、息詰まる壕内でのシーンでも、ただ爆撃音が絶え間なく響くばかりなのです。しんみりするシーンで単純なピアノ演奏が流れるだけ。 しかしそれでも、ただ人間が生きようとする姿そのもので、充分心に迫ってくるのです。 人の死にざまもリアルです。血や肉片が飛び散る様、人間が倒れる様、美化のしようもなく、まさに悲惨そのものです。手りゅう弾を胸に当てて自爆するところ、壕内に火炎放射機をつっこんで焼き殺すシーン、残虐で悲しい行為がいっぱいあります。 そしてじりじりと追い詰められていく日本兵が端々で見せる人間らしさ。 投降を決意して泣くシーン、アメリカのよさも充分わかっていながら大日本帝国軍人として戦うジレンマや、犬を殺せなかったために憲兵を首になった過去の告白など・・・。 最後に、主人公の兵士は米軍に収容され、夕陽を臨みます。 それは、長かった一日の終わりであり、そして激しい激しい硫黄島の戦いが終わったことを告げる夕陽でした。 「あぁ、俺は生き延びた。」 台詞にはない、そんな彼の独白が聞こえてきました。 次の日、硫黄島のことで頭がいっぱいの私に、母が畑でみつけたという寛永通寶を見せてきました。そういえば昔のお金がたんすの中にあったはず、と思い、古い桐ダンスを漁ると、戦後発行された国債が出てきました。 それと同時に、「支那」と書かれたパスケースも・・・。 ![]() ![]() 満州には私のひじいさんが行ってたみたいです。中には3種のメダルがありました。 ![]() 祖母のお兄さんは、激戦地ラバウルから戻った人でした。(水木茂とも会ったのでしょうか。) 戦争の記憶をとどめる人は、どんどん少なくなっていきます。昔は当たり前だったそういう経験も、今では聞けるだけで貴重です。祖母の兄は15年ぐらい前に亡くなりました。 生きていたら、ぜひその時の話を聞かせてもらいたかったです。どんな気持ちで戦っていたのか。どんな経験をしてきたのか。戦後、どんな想いで生きていたか。 日本人として硫黄島に行きたくなりました。 今では自衛隊の基地があり、渡航は禁止されているようですが・・・。 そんなこんなで、しばらく日本の礎となりし英霊に想いを馳せています。 『硫黄島からの手紙』http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/ 現在の硫黄島を取材したHP “硫黄島探訪”http://www.iwojima.jp/ “硫黄島写真館”http://sk-photo.main.jp/ioujima/main.html スポンサーサイト
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こんばんは。
この土日は、お婆ちゃま(父方の祖母で、同居している祖母とは違います)にもらったハブ茶を蒔くべく、アカネ農園の一段下の田んぼを耕しておりました。 ここは機会の入らない棚田、って言えるほどの規模ではないですが、草刈り機で草を刈った後、又鍬でひたすら土を引っ掻いていくという地味な作業。田んぼそのものはたぶん一畝ほどしかないと思いますが、去年一年放置していただけで、カヤや芝の根が張り巡らされ、作業は遅々として進みません。 当初の予定では、土曜日一日使ったら全面耕せて種も蒔けて、ってできると思ってました。 ところが、炎天下、鍬一本で私にどれほどのことができるというのでしょう。この、飽きっぽく、小心者の、この私に! トラクターやったら10分で終わるに、一日労働力を投入してもまだ終わらん、この効率の悪さ・・・。 とか こんだけ苦労しても、またすぐカヤに覆われてしまうがや・・・。 とか 私にもっと体力と根性があったら・・・・。 とか 牛さえいれば・・・ッ!! とか えんえ~~~んと考えているうちに、無性に腹が立ってきました。 「あ~、もうめんどくさっ!!」 空はあお~く晴れ渡り、眼下に望む海は穏やか。 完全にパワーダウンした私は、畦にぶっ倒れ、大の字に寝そべってふて寝を決め込みました。そのままぐうぐう寝る勢いだったのですが、周りの木の中で、小鳥がもんのすごくさえずっています。尋常じゃないしゃべくり加減です。なんかもう、ゆってることがわかるのです。 ねぇちょっとアレ見て。何アレ!?やだわ人間よ人間。何してるのかしらこんなところで。死んでんじゃない?え~、チョー迷惑~!ちょっと誰か、ほんとに死んでるか確かめて来なさいよ。やーよ気持ち悪い。早くカラスにつつかれたらいいのに。そうよそうよ、早くカラスが処分してくれたらいいのよ! 声は聞こえど姿は見えず、そんな観客たちにいつまでも視姦されていたのではたまりません。 私はむっくりと起き上がり、再び鍬をてにしました。心なしかオーディエンスのざわめきも囁きに変わったようです。 しかし、私のテンションは一向に上がりません。 「もう嫌~。」「ひくわ~。」 ぼやきながら、ついに土曜日には仕上がらず、日曜の午後も取り組んだのですがやっぱりふて寝し、さらに翌日へと持ちこしになりました。 で、思ったんですが。 NARUTOに、印を結んだら土が割れたり土柱が立ったり、って忍術ありますよね。 あれ、農業に応用したらいいと思います ![]() |
前に書いてから、随分日があいてしまったなぁ・・・。
基本は毎日記録していきたいんやけど、PCって起動に時間かかるし、目が痛くなるし、時間とられるから、時間と気力と体力があって、なおかつ誰もPCを使ってないときに限られます。 ケータイ変えようかなぁ、と思う今日この頃。 (もうちょっと引っ張ればDoCoMoから9000円ぐらいの割引券が届くかもしれない) さて、みなさんはGWどうお過ごしでしたか? 私は4日に香川県で結婚式があり、参列してきました。 実は、私は友人代表のスピーチを頼まれておりました。彼女は大学時代の友人で、学部も学科も違うのですが、私が入っていたサークルに見学に来たときから、ずっと親しくさせてもらってました。 推敲を重ね、6分かかったスピーチを3分44秒にまで短縮。 次の日、Jhonが香川まで乗せて行ってくれ、予定よりも1時間半以上前に着きました。 式場は山の上の、海や町、それから瀬戸大橋や工場地帯が見渡せる、見晴らしのいいところでした。白・ピンク・濃淡の差がいろいろあるツツジが、そこらじゅうに咲き誇って、地面に色が滴ってきそうなほどでした。 早く着いたので、ロビーで時間つぶし。 で、そうこうしているうちに、チャペルにお進みください、っていうアナウンスが流れました。 私は真ん中の席の通路側に座りました。友達をよく見たいですもんね。 他の人たちはさらに後ろの方に座ったり、ばらけて座っています。会場の人がもっと前に詰めるように促し、私の横にお祖母さんと付き添いの女の人が座りました。 でも、席についた人はわずかです。 あれ??みんなこんが?? きょろきょろしていると、司会者が話し始めました。 「では、まず新郎新婦のご親族様だけで顔合わせのご紹介をいたします。」 えええええええええええ ![]() 普通そんなんあるぅ!?親戚の人の時、一度もした覚えないで!?!? (私の脳みそはエメンタルチーズなのか?) 挙動不審な私をよそに、一同は名前を呼ばれる度に立ちあがってお辞儀をしていきます。 もし、「あれ?あなたは誰でしょう?」なんて言われたらどうしよう・・・。 カメラはばっちり会場を撮影しているし、私の隣にはお祖母さんと女の人が座っているし、今更逃げ出すことなんてできません。 必死で気配を消していると、一同の名前を呼びきって無事終わりました。 イカン。 このままでは、私が通路側という親族よりもいい席に座ってしまうことになります。友人達がどやどやと入ってきたタイミングで、後ろの席に移りました。 そして、いよいよ新郎新婦が入ってきました。花のレースを編み込んだ、真っ白のドレスを着た花嫁が、大きく足を前に蹴り上げながら歩きます。長いベールがするり、するりとその後に続きます。 神父さんは黒人で、なまりが酷くてあまりよく聞き取れません。ときどき、急にものすごく強い発音をするので、その度にびく!ってなりました。 そして、結婚の誓いが終わった時、荘厳なパイプオルガンが響いて、十字架のかかっている壁が、左右に開き始めました。光が差し込み、純白の新郎新婦をまず包みました。 それから、晴れやかな海と空が広がりました。素敵な演出にうっとりです。 それからチャペルから出て、フラワーシャワーで新郎新婦を歓迎してから、(どうか、亀が飲み込みませんように)と祈りながら、みんなでハートのバルーンを飛ばしました。そして新郎新婦が鐘をつき、みんなで写真撮影をしました。 新郎新婦が付き合って、ちょうど一年後。いろんな悩みをうちあけてくれた友達が、今こうして、人生のもっとも大きな門をくぐる決意をした姿に、胸が熱くなりました。 メールでも、結婚式は高いから、いろいろ考えて削れるところを削っている、って言ってたので、たくさんの演出がある挙式と披露宴は、まるで彼女の決意がいたるところに含まれているようでした。 披露宴のテーブルには、一人ひとりに彼女直筆のメッセージが…。そしてたくさんの引き出物。 天候も良く、あたたかいお日さまと青い空は、純粋な彼女のイメージにぴったりだったな。 純白のウエディングドレス、水色のカラードレス、ピンクのドレス・・・。 どれもよく似合っていて、綺麗で可愛かったです。 そして緊張している旦那様をフォローする姿、とっても頼もしくって素敵でした。 声かけてきた人全員に、「ありがとう!」「どうもありがとう!」って言ってる彼女。全身から感謝の気持ちがあふれてる感じでした。 友人代表のスピーチも、とっても喜んでもらえました。彼女のお母さんは、涙ながらに「あなたでよかった。」って言ってくださいました。 私の方こそ、今まで結婚式って呼んでもらったことはあるけど、ただ参列してただけでした。こうして友人代表という重要な役をもらえて、喜んでいただけて、今までで一番心に残る、楽しい披露宴になりました。 最後に、二次会の時、チャペルでの失態を告白すると、 「いいよ~!妹ってことにしとこ♪」 って言ってくれました ![]() というわけで、数か月違いの姉ができました^^ |
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