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自給的暮らしに向けての軌跡。
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活字中毒!~容疑者Xの献身~
何年かに一度、読書熱がやってくるのですが、普段ほとんど小説とか読まない私が、ここ一週間くらい猛烈なペースで小説を読みまくっております。

ファンタジー、時代劇、サスペンス、ミステリー、探検記などジャンルもまばら。
面白いもの、そこそこなもの、印象に残らないもの、意外な雑学が手に入るもの、考えさせられるもの、うんこ、など読後感もいろいろ。

その中でダントツ抜群神がかって面白かったのは、

東野圭吾作 『容疑者Xの献身』


主人公の石神が私にとってあまりに魅力的過ぎて、ものすごい没入しました。
だからまとまりのない感想文をだらだら書きました。
だってよ、もう一週間近く石神のことばっかり考えゆうがやもん。
こうでもせんかったらおさまりつかんもん。


映画にもなったからご存知の方も多いはず。私は映画を見てなくって、原作を初めて読んだのですが、もう読んだ後に涙が止まりませんでした。
Johnと入った喫茶店で読み終えてひっそりと泣き、帰りの車の中でしくしく泣き、帰ってきてトイレ掃除しながら泣き、洗濯物を畳みながら泣いてました。


あらすじを知らない方のためにちょっと書いとくと、

主人公の石神の隣に住む花岡母娘は別れた暴力夫に付きまとわれていて、衝動的に母娘は男を殺してしまいます。
母・花岡靖子に惚れていた石神は、今こそ彼の持てる総ての知恵を動員して、警察の手から母娘を救おうとトリックをしかけます・・・・・。

映画では、主人公の天才数学者 石神をイケメン俳優が演じたようですが、原作では石神はがたいはいいが顔は丸くて大きく、髪は薄く目は細く、無表情で、極めつけに服装もダサい、容姿にコンプレックスを持つ人物なのです。
そして抜群に頭が良くて、冷静で、意志が固く、行動力があって力持ちの男なのです。

そしてそして、花岡靖子に惚れ、毎日彼女が働く弁当屋に買いに行くものの恥ずかしくって顔もまともに見れず、靖子の別れた夫の容姿に嫉妬してそんな自分を恥じるような、大学の理学部の友人が持ってきてくれた数学の難問に6時間も没頭して取り組み、「わかったぞ!聞いてくれ!」って喜ぶような、花岡母娘を護らんがために人殺しまでしてしまうような、そんな人間臭くて、健気で、孤独で、不器用で、愚かしいところがいっぱいある、そういう悲しくって美しい人物なのです。

ラストは、彼が人生をかけて花岡母娘を護るために考えた殺人のトリックが靖子にバレ、靖子が自供してしまう、そして石神の献身的な苦労は水の泡になってしまうのです。

石神の境遇があまりにも可愛そうなので、私なりにその後を考えてみました。
石神の想いを知った最後の靖子のセリフはこうです。
「やっぱり私だけ幸せになるなんてできない、石神さんと罪を償います・・・」

このセリフで、石神と母娘の絆がこれからも続くのでは、って私は思えました。
人間付き合いも上手にできない石神と、靖子が出所した後で結ばれることはないでしょうが、年に一回か二回は三人であって、皆痛みを抱えてるから大笑いなんてできないでしょうが、近況報告をしたりして微笑みあう、手紙やハガキのやり取りで、少し離れたところからお互いの人生を見守っていく、そういう関係になってほしいなぁ、と・・・。

靖子の娘の里美も、本当の父とは離婚してるし、養父はサイテーの男だったし、きっと男の人にいい印象はなかっただろうけど、石神の献身的な愛と、冷静さ、意志の強さなんかを知って、きっといい男の人と恋ができるんじゃないかな。
靖子にしても、最初に元夫を殺した時、石神の手助けなしにさっさと自首をしていれば、情状酌量もついて世間から注目されずに済んだ。石神が手助けしたことで、結果的にマスコミも注目するだろうし、ばれるまでにいろんな人に嘘をつかなければならなかったし、ホームレスが知らないところで死んでしまったりと、苦しみは大きかったと思う。
けれど、石神の私心なき深い愛に出会えたことは、今後の厳しい人生を生きていく上で凄く支えになると思う。

だから、最終的にいろんな人が途方もなく傷ついて、悲しいんやけど、私の中ではいい着地点があったと思います。


まとまらんからテキトーに終わろっと。
おやすみ。
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『不思議ないきものウミウシ』
この頃Jhonが生活の中にいることに慣れてきて、二人での生活を楽しめるようになってきました。

さてJhonがネットで本を買うついでに私も欲しい本が無いか聞いてくれたので、この本を頼んで貰いました。


『不思議ないきものウミウシ 写真・文 今本淳 二見書房』

室戸にあるカレー屋さんシットロトで出会って、まさに電撃が走ったかのような一目惚れ。
ページを捲る度に「うわぁあ」「はぁぁぁ」と溜息が漏れること漏れること。アドレナリンも涎も一リットルぐらい出ました。


もうね、ウミウシ超オシャレ。
何でお尻に花付けるん。(お尻のところにあるエラが花みたいな形なが。)
なんで青と白の水玉の身体にするん?それあたしが一番好きな組み合わせやん。そして黄色のラインがワンポイントで全方位アピールやん。
うわ、こいつは身体のラインが白と黄色で超キレー。ほんでランダムな紅い斑点を乗せてオシャレ度アップ!
こっちは白い身体に紫とオレンジのラインできっちり感を、さらに真っ赤な花のようなエラで遊び心もプラスってか!?
こいつときたら、身体に棘をいっぱい生やしつつ身を守りながらも、棘の先にピンクのアクセントを忘れない念の入れよう。
うわ、こっちはゴツゴツした身体にひび割れのようなラインが入って男らしさを競いゆう。

ほんとに多種多様の模様、色、形、大きさで目も心も釘付け。

あいつスゴイ。芸術のセンス凄い
。あたしこんなデザイン思いつかんもん。
(私は宇宙を作ったり生き物を気まぐれにデザインして遊んだり人の生死を左右してる存在を“あいつ“って呼びゆう。だって神様ってゆうたらよー、人の姿連想しがちやもん)


この本、私が家でもっとも好きな場所、トイレに置くつもり。
一日四回はウミウシたちの世界にトリップするつもり。
便器にもウミウシにも、どっぷり嵌るつもりやモン。
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はだしのゲンにハマる。
この記事、最後まで書いてたのに保存できてませんでした。
で、編集しなおしました。



こないだコンビニに英検の振込に行ったらですね、『はだしのゲン』のリミックス版が出てて、一時間ぐらい立ち読みした挙句二冊とも買ってしまいましたよ。湧き上がる衝動を押さえ切れなくなって。

はだしのゲンといやー日本が誇る漫画文化の中でさんぜんと輝く、戦争漫画の金字塔。日本人で知らぬ者はないほど、小学校や中学校に必ず置いてある漫画。ある面では漫画の神 手塚治虫をぶっちぎりで抑えて、今なお戦争の愚かさと原爆の恐ろしさを伝えている、後世に伝えられるべき作品の一つであります。

でもねー、私はほとんど内容を忘れていたんです。
で今読み返すとですね、もちろん作者の思いや登場人物たちの生き様がガンガン伝わってきますよ?

でもですね、それ以上に気になることがあるんです。

...60年前の人って、こんなに殴ってたのか??



もちろん軍隊や特攻警察は酷いもんだったと思います。...けど、近所のガラスを割まくったゲンに対する父ちゃんの躾.....。

...あの、......それって....虐(以下略)

「お前たちは踏まれても踏まれても強くなる麦になれ!」「体は傷つけられても心まで傷つけられはせんわい」...なんて、私の心をあアツくさせた珠玉の名言を吐きまくった父ちゃん、非国民と子供たちをいじめた町内会長や先生に対しても負けてはいません。職員室で暴れるわ、往来で棒で殴るわ、常に真剣、全力投球なのです。
もちろん、子供だからって区別はしません。
見てください、ひねくれた発言をした息子(小学三年生)への愛情表現。



....あの、それ打ち所が悪かったらsh(略)

そんな、アツくてファイト一発な父ちゃんの息子ゲンも、戦後の混乱期に大暴れ。
友達とのケンカは当たり前、女の子だろーが婆さんだろーが全身大火傷の要介護人だろーが関係ありません。

ゲンも、ヤクザや子供集団や近所のオッさんにガツンガツン殴られています。

....気になったので戦後生まれの父に聞いてみました。

「前ってこんなに皆殴りよったが??」
「俺らぁが子供のときは先生もムチもっちょったし、俺も親父にげんこつ埋められた!」

...ええ~.....。けどゲンって漫画やし、大袈裟ながやない??


それからそれから、気になったこともう一つ。

皆、歩きながらしょっちゅう変な歌歌いゆうんやけど...



「お父さん、前ってこんなに歩きもってうた歌いよったが??」
「歌いよったぞ?アカネら知らんか?」

...いや、さよなら三角また来て四角♪とかやったらしっちゅうけど、
ジャンジャンジャガイモサツマイモ♪

ってなに???www
頭に残って離れないんですがどうしてくれるんですか?

怒りながらウインクしたり、目をチョップしながら泣いたり、私はもう『はだしのゲン』のワンダーに夢中になっていました。


そんな私の身に、もうゲンを嗤えなくなることが起きたのです。

その時私は、Johnとともにうどん屋さんに向かっていました。
運転席のJohnがにこやかに話しかけてきますが、私はゲンのことで頭がいっぱいでした。
登場人物たちが苦しんだ時に言う「ギギギ・・・」というセリフは広島弁なんだろうかとか、お母さんが泣く時に「ううう・・・」と言っていたのが昔は「ラララ・・・」って読んでたけど、大人になったらちゃんと「う」って読めたなぁ、とか、今はそんなことしか考えられません。

その時の私は、僅かな私の脳みそがメラニン色素増産指令を出すのを防ぐために、サングラスをしておりました。
うどん屋さんに着き、車から降りる時、サングラスを外す瞬間、私は無意識に呟いていました。

「シャキーン。ぱわわっぷ。」

・・・・解る人には解ると思いますが、これは“おかあさんといっしょ”の中で、最後に体操のお兄さんが子供たちをはべらせ大団円を踊りまくるコーナーで、最初にいう合言葉なのです。
私は、サングラスを付け外す擬音“シャキーン”を無意識に口走った挙句、そのあとに必ず続く体操のお兄さんのセリフまで呟いてしまったのです。


・・・・ゲンごめん。
ジャンジャンジャガイモサツマイモ馬鹿にしてゴメン。
あたしの方がよっぽどつまらん人間やった。

お詫びに、あたしも麦っ子になるき。
ほんで、『はだしのゲン』を、英語を獲得したら世界中の人に伝えるきね。
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硫黄島からの手紙と我が家の戦争遺品
 私の「図書室」は映画も置いてます☆(in ブログカテゴリ)

 
 オーガニックマーケットに出店したことも書きたいし、友達とイベント出店計画中のことも書きたいし、アメリカ人とメールを始めたことも、書きたいこといっぱいあるけど、今回は忘れないうちに映画『硫黄島からの手紙』の感想を。

 
 5月19日に、BSで『硫黄島からの手紙』をやっていました。私が見始めたのはもうそろそろ終わるって頃やったんやけど、それでも釘づけになりました。
 普通、映画って様々な音楽が効果的に配置されて、視聴者の心を揺さぶるものですよね。ところが、この映画には音楽がほとんどなく、戦場への突撃シーンも、息詰まる壕内でのシーンでも、ただ爆撃音が絶え間なく響くばかりなのです。しんみりするシーンで単純なピアノ演奏が流れるだけ。
 しかしそれでも、ただ人間が生きようとする姿そのもので、充分心に迫ってくるのです。

 人の死にざまもリアルです。血や肉片が飛び散る様、人間が倒れる様、美化のしようもなく、まさに悲惨そのものです。手りゅう弾を胸に当てて自爆するところ、壕内に火炎放射機をつっこんで焼き殺すシーン、残虐で悲しい行為がいっぱいあります。

 そしてじりじりと追い詰められていく日本兵が端々で見せる人間らしさ。

 投降を決意して泣くシーン、アメリカのよさも充分わかっていながら大日本帝国軍人として戦うジレンマや、犬を殺せなかったために憲兵を首になった過去の告白など・・・。

 最後に、主人公の兵士は米軍に収容され、夕陽を臨みます。
 それは、長かった一日の終わりであり、そして激しい激しい硫黄島の戦いが終わったことを告げる夕陽でした。

「あぁ、俺は生き延びた。」

 台詞にはない、そんな彼の独白が聞こえてきました。


 次の日、硫黄島のことで頭がいっぱいの私に、母が畑でみつけたという寛永通寶を見せてきました。そういえば昔のお金がたんすの中にあったはず、と思い、古い桐ダンスを漁ると、戦後発行された国債が出てきました。
 それと同時に、「支那」と書かれたパスケースも・・・。

寛永通寶(年は不明)

 支那事変従軍記章

 満州には私のひじいさんが行ってたみたいです。中には3種のメダルがありました。
胸に付けたのかな

 祖母のお兄さんは、激戦地ラバウルから戻った人でした。(水木茂とも会ったのでしょうか。)
 戦争の記憶をとどめる人は、どんどん少なくなっていきます。昔は当たり前だったそういう経験も、今では聞けるだけで貴重です。祖母の兄は15年ぐらい前に亡くなりました。
 生きていたら、ぜひその時の話を聞かせてもらいたかったです。どんな気持ちで戦っていたのか。どんな経験をしてきたのか。戦後、どんな想いで生きていたか。


 日本人として硫黄島に行きたくなりました。
 今では自衛隊の基地があり、渡航は禁止されているようですが・・・。
 
 そんなこんなで、しばらく日本の礎となりし英霊に想いを馳せています。

『硫黄島からの手紙』http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

 現在の硫黄島を取材したHP
“硫黄島探訪”http://www.iwojima.jp/

“硫黄島写真館”http://sk-photo.main.jp/ioujima/main.html
 
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こんな本買いました①~農業系
 以前親方がAmazonで買ったのを見せていただいて、ぜひ私も欲しくなったので、本屋さんに取り寄せてもらいました。

農家が教える 混植・混作・輪作の知恵

 農文協は、ほんっといい本出しますね。
 『現代農業』といい、『どぶろくのつくり方』といい、『農薬を使わない米作り』といい、私はいろいろとお世話になってます^^

 私は畝にヘアリーベッチという緑肥作物を蒔いたり、ジャガイモやトウモロコシの間にエダマメを植えたりしてるんですが、もっとたくさんのヒントをこの本からもらいたいです。
 今から熟読しよっと!


 それから、これも東京のアースデイに参加された親方が、教えてくれた本。
 あまりの斬新さにハートを打ち抜かれました。
 今までになかった農業雑誌、それもターゲットは若い農家なのです紙面の使い方、企画などがどれも斬新。オールカラーなのも嬉しいところ。
 早速一年間の定期購読を申し込みました。

アグリズム


 今のところ、二冊読んだのですが『現代農業』のようにノウハウを書いている記事はほとんどないです。主に、“こんな若者がいるよ、こんな楽しみがあるよ”ってメッセージの本ですかね。でも去年の秋に創刊したばかり、これからどんな企画で若い就農者を鼓舞してくれるのか、期待大です
 
 ちなみにHPもあります。→AGRIZM
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